ザ・コピーライティング

ローンは、銀行系・・・【シン・プロが教える、つかむ広告のコツ】16

By 荻野功一朗

キャッチフレーズ・マーケッター、行動する思索家、人間

■いい広告
(キャッチフレーズ)

 

ローンは、
銀行系
300万円
8.7%

 

 

ハイスペックなローン<マイワン>

 

広告主:あおぞらカード(あおぞら銀行グループ)
掲載媒体:2003/8/26 日経新聞 朝刊
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これは、小さなさな広告です。新聞の半五段(三分の1=
5段のさらに半分)というサイズです。

キャッチフレーズがでかでかと出ておりその下に
フリーダイヤルが大きく載っています。

商品はカードローンです。これも広告から、
申し込みをうける直販広告ですね。

このキャッチがなぜ人をつかむのでしょうか?

スペックをストレートに出した。ミもフタもないキャッチです。
でも、このような商品を、いまずぐ必要としている人には
とても効きます。

(1)スペックに明らかな優位性があって
(2)お客さんのニーズが顕在化している。

この2つの条件がそろっているときに
このストレートなキャッチフレーズが効果的です。

ところで、同じ日にライバル商品と思われる
「オリックスVIPローンカード」が広告を
出しています。

こちらのキャッチは「持つことが、ゆとり。」
金利8.7%〜 最大300万円なので
スペックは、ほとんど同じです。

ですが、こちらの広告の考え方は、「いますぐでは
ないけれどちょっと不安だから持っておこうか。」と
考える経営者層を狙っています。

そういう意味ではおっとりしているのですが、逆に、もったら
使ってしまう人の率を計算して、広告をつくっていると
思われます。

投網をひろげている感じです。また、この広告だと少しゆとりのある
人がきそうなので、返済率も高いのでは? という裏読みもできます。

オリックスに対する、あおぞらカードのスペック差は、
銀行系ということになります。

また金額、金利を大きく出すことで、いますぐ契約したい人は
具体的に検討できます。そこに、少し銀行系という安心感が
加わるので、そういう人が効率よくつかめると思います。

しかし、オリックスに比べせっぱ詰まってる人が
多い気がしますので、返済率はどうなんでしょう? と
裏読みしてしまいます。

どちらが、いいという事ではなく、「どんなお客をどうつ
かまえたいか」そういう2社の戦略を、
そのまま反映した広告です。

あなたの会社の場合はどうでしょう。どういう考え方にしますか?
それによってキャッチフレーズはこのように変わっていきます。

 


今日の「つかみ」ポイント:

 

優位性とニーズが顕在化しているときは、スペックを具体的に出す。

 

 

 

荻野功一朗


キャッチフレーズ・マーケッター、行動する思索家、人間

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