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エピソード1:「渋澤栄一によばれた男」

 荻野功一朗

2021年の5月のこと、荻野は、東京都北区の王子神社の近くで財布を落とす。最寄りの交番に聞いたところ「その特長の財布が届けられています。」とのこと。「あちらの警察署に、ありますので取りに行ってください。」と。かなり離れた、警察署になぜか届けられているとのこと。

渋澤栄一翁の居所であった、飛鳥山の向こう側の警察署であった。少し遠いが、電車も中途半場なため、徒歩で飛鳥山のまえを横切り、googleマップを頼りに警察署へ向かう。その時なぜか、googleマップに表示された「七社神社」という神社がやけに気になった。

警察署で、財布を無事受け取った後(中身はまったくの無傷)、七社神社へご参拝。由緒などをみると、王子神社に匹敵する、古よりの神社。そして、渋澤栄一翁が、愛した神社であることが判明。

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