■いい広告
(キャッチフレーズ)
風を設計する
風を設計すると、夏でも涼しい。
住友林業
広告主:住友林業
掲載媒体:2006/8/17 日経新聞 朝刊
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このキャッチフレーズ一目見て、何が伝わりますか? たぶん、ふたつ
あるのですがどうでしょうか?
ちょっと、考えてみてください・・・。考えました?
ひとつめは、「気持ちよさ」ですね。これは、たぶんすぐわかりますよね。
そして、ふたつめは、「意外な感じ」です。風と設計が組み合わされてい
る。これは、ふつうありえない組み合わせです。
このありえなさ、意外性が、「つかみ」になっているのです。と同時に、
「気持ちよさ」を伝えることで、商品の良さも伝えているわけです。
こういうのを、同時にやってしまうのが、プロの違いですね。そこにキャッ
チフレーズの真骨頂があります。
つまり、人を惹きつける意外性と、商品の良さが同時に伝わっていく、
つかむだけでなく伝える。これを短いフレーズに込めていくのが、いい
キャッチフレーズです。
とはいえ、それを生み出すまでには、やはりテクニックと、何百という
試行錯誤が必要です。
★
今日の「つかみ」ポイント:
意外性と、商品の良さを同時に表現すること。