■いい広告
(キャッチフレーズ)
60代。ハリは本当に、無理でしょうか。
肌は、まだ、まにあう。
F.A.G.E.
広告主:SUNTORY
掲載媒体:2010/8/29 日経新聞 朝刊
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年齢肌のためのスキンケア化粧品の広告です。この分野では、ドモホル
ンリンクルが有名ですね。
この広告は、新発売です。メーカーはサントリー。ドモホルンリンクル
の牙城に攻め込んできたという感じですね。これからの展開が楽しみです。
さて、通販の例にもれず格安のトライアルキットを売っている広告です。
60代の肌に、ハリを取り戻す。そのことをみごとな「つかみ」で、
キャッチフレーズ化しています。
ポイントは、見込み客である、お客さんの気持ちを代弁しているところ
ですね。このキャッチフレーズは、すべての言葉がムダがなく良くできて
います。
でもとくにポイントをあげるなら「無理でしょうか。」という、宣伝とし
ては気弱な感じのするフレーズをもってきたところです。
ここが、見込み客のとまどいを、うまく表しているのです。売り手側では
なく買い手側のほうに近い言葉になっているので、逆に「つかみ」が強いの
です。
これできそうで、できないものです。そして、コトバとしても、すばらしく
ムダがありません。
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今日の「つかみ」ポイント:
お客さんの気持ちで、書く。