プロが教える、つかむ広告のコツ

一生の買い物になる・・・【シン・プロが教える、つかむ広告のコツ】50

 荻野功一朗

■いい広告
(キャッチフレーズ)

 

 

 

一生の買い物になる、
ハウスメーカーの家づくり。
セレシスなしで大丈夫ですか。

 

 

 

集めて、比べて、省けて、省ける。

セレシス

広告主:株式会社セレシス
掲載媒体:2005/1/20 日経新聞 朝刊
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これだけでは、わかりにくいので、まず、セレシスって何かという話を
しましょう。

「セレシス」はインターネットで、複数のハウスメーカーに一度にアプ
ローチできるマッチングサービスです。

つまり、数十社のカタログを一度に請求でき、そのごの交渉もサポート
してくれるとか。

インターネットを使って、賢い家の建て方をサポートするサービスです。

この場合は、そのサービスの名前「セレシス」に注目してもらう広告に
なっています。

うーん。すいません。ここまで解説していたら、この広告にはまだまだ
改善の余地があることに、気がついてしまいました。

キャッチフレーズはいいのですが、出口がいまひとつです。だって
インターネットのサービスなのに、ホームページのアドレスが小さい
のです。

また、仕組みガイドブックが用意されていますが、それも小さい扱い
です。このあたりは、惜しい広告です。

さて、改めてキャッチフレーズを見てみます。これは、家造りにおい
てはいままでにないサービスなのです。

ですから、家造りをするときに、欠かせないサービスであることを
訴えています。

大事な買い物に、「セレシス」が必要です。と訴えているのですね。

このキャッチのポイントは、それがどれくらい、大事な買い物かに、
気付いてもらうことです。

その表現のインパクトが強いほどいいキャッチフレーズなのですね。
そういう意味ではキャッチである「一生の買い物」は、70点です。

もう少し切実さが、ほしい気がします。

というわけで、この場合は絵ががんばってます。札束で、家の形をつ
くっているのです。これで、入口のインパクトを強化しているのです。

でもやっぱり、「出口=ウェブへのアクセス」へのつながりが弱い
のが惜しいです。


今日の「つかみ」ポイント:

 

 

 

入り口(キャッチ)と、出口をちゃんと考えよう。

 

 

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