ザ・コピーライティング

道にお金が落ちているとします・・・【シン・プロが教える、つかむ広告のコツ】64

By 荻野功一朗

■いい広告
(キャッチフレーズ)

 

道にお金が落ちているとします。まわりには
誰もいません。あなたにはそのお金をポケット
に入れない自信があるでしょうか。企業の情報
を守ることは、そういう状況をつくらないこと
でもあります。情報をたやすく盗める状況を
つくらない。それがセキュリティの基本です。

 

コンピュータ・アソシエイツ株式会社

 

広告主:コンピュータ・アソシエイツ株式会社
掲載媒体:2005/4/20 日経新聞 朝刊
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さて、このコピーのポイントは、身近なたとえ話でなるほどと思わせること。
それにつきます。

あとは、ケースバイケースなので、各自がんばってください。以上解説、終わり。
と、言いたいところですが、もう少し解説しましょう。

このコピーは、普通では見えない、わかりにくい、コンピューターセキュリティ
の話を、誰もがピンとくる落とし物にたとえて伝えています。

いかにもありそうなシチュエーションですから、これなら、ほとんどの人にわ
かってもらえますね。

そして、そういう困った状況を防ぐには、どうすればいいか。ハッキリと
言っています。「情報をたやすく盗める状況をつくらない。」の部分です。

まず困った状況をわかってもらう、そして、専門家として断定する。
この流れが、説得力を生むわけです。

まず、どれだけ多くの人に困った状況をなるほどと思ってもらえるか。
それが勝負のひとつめ。

そして、その解決のキモを、短くパーンと打ち出す。これが、勝負の
二つ目です。

このふたつがそろうことで、売ると言うことに初めてつながるのです。
コピー初心者だと、ついどっちだけで力つきてしまいます。

この長いコピーは、ちゃんと両方をカバーしています。いいお手本です。

私が、本などで解説する、コピーは長くてもいいというのは、こういう
両方の要素をちゃんと出す必要があるからなのです。

 


今日の「つかみ」ポイント:

 

まずわかってもらう。そして、感心してもらう。
この順番で、売ろう。

 

 

 

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