ザ・コピーライティング

ムリです。・・・【シン・プロが教える、つかむ広告のコツ】66

 荻野功一朗

■いい広告
(キャッチフレーズ)

 

 

 

ムリです。

絶対不可能。

ありえません。

・・・・・

 

 

 

 

・・・といった
人たちが
1時間後、
「でも挑戦して
みます」とFAX
を送ってきた。

広告主:KDDI
掲載媒体:2003/10/8 日経新聞 朝刊
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新聞1面の15段カラー広告です。紙面が12コマのマンガのように
コマ割りされており、デザイナーと技術者のやりとりが、えんえん出て
います。最後に「でも挑戦してみます」というオチがついています。

どれがキャッチともいえませんが、広告全体でなかなか“つかむ”し
かけがしてあります。まず、「ムリです。」とか「絶対不可能。」とい
う文字をズラズラならべて、気をひきます。

わざとネガティブな表現をして、何のことかと思わせるワザです。
そして、これは全体でひとつの開発ストーリーのようになっています。

すごく軽くまとめてありますが、不可能を可能にする
プロジェクトXなわけです。

こうした苦労話は、なぜかみんな大好きで、共感をさそいますね。


今日の「つかみ」ポイント:

 

ネガティブにはじまり、それを克服するストーリー。
プロジェクトXつかみ技(命名しました)で、つかむ。

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