プロが教える、つかむ広告のコツ

NECには、私よりエライ社員が・・・【シン・プロが教える、つかむ広告のコツ】42

 荻野功一朗

■いい広告
(キャッチフレーズ)

 

 

 

NECには、私よりエライ社員が、
たくさんいます。

 

 

 

NEC代表取締役 金杉明信

 

 

広告主:NEC
掲載媒体:2003/9/30 日経新聞 朝刊
=================================

新聞一面カラー広告。ずらりと並んだ、エライ社員のトロフィー人形の横に
たたずむ社長さんの写真がメインビジュアルです。

このキャッチがなぜ人をつかむのか? 社長が自ら、私よりエライ社員が
いると持ち上げるのは、ちょっとした常識破り。

常識破りは、“つかみ”になるのですが、ここには、なんだかほほえ
ましい共感もあります。

ああ社長がこんなに持ち上げてくれる会社っていいよね。やっぱり
日本企業のよさってこういうことろじゃない? という感じが
しません?

アメリカ型の企業統治がもてはやされた後、メッキがはがれ始めた
昨今です。ちょうどいい頃合いではないでしょうか?


今日の「つかみ」ポイント:

 

 

 

常識破りは、時代の気分を味方にするとさらに効果的。

 

 

>
Success message!
Warning message!
Error message!