■いい広告
(キャッチフレーズ)
NECには、私よりエライ社員が、
たくさんいます。
NEC代表取締役 金杉明信
広告主:NEC
掲載媒体:2003/9/30 日経新聞 朝刊
=================================
新聞一面カラー広告。ずらりと並んだ、エライ社員のトロフィー人形の横に
たたずむ社長さんの写真がメインビジュアルです。
このキャッチがなぜ人をつかむのか? 社長が自ら、私よりエライ社員が
いると持ち上げるのは、ちょっとした常識破り。
常識破りは、“つかみ”になるのですが、ここには、なんだかほほえ
ましい共感もあります。
ああ社長がこんなに持ち上げてくれる会社っていいよね。やっぱり
日本企業のよさってこういうことろじゃない? という感じが
しません?
アメリカ型の企業統治がもてはやされた後、メッキがはがれ始めた
昨今です。ちょうどいい頃合いではないでしょうか?
★
今日の「つかみ」ポイント:
常識破りは、時代の気分を味方にするとさらに効果的。