プロが教える、つかむ広告のコツ

年末年始でも諦めないで・・・【シン・プロが教える、つかむ広告のコツ】54

 荻野功一朗

■いい広告
(キャッチフレーズ)

 

 

年末年始でも諦めないでください。

 

 

 

クロネコヤマトは356日年中無休で営業いたします。

御社のビジネスチャンスを逃がしません。

広告主:ヤマト運輸
掲載媒体:2005/12/27 日経新聞 朝刊
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あけましておめでとうございます。荻野功一朗です。

昨年は、ご愛読ありがとうございました。
今年も、よろしくお願いいたします。

さて、今年の一発目のキャッチは、これです。ヤマト運輸の
「年末年始でも諦めないでください。」というキャッチです。

商売をしているみなさん、このキャッチちょっと「グッ」ときません?
泣けてきますよね。

お客の視点にたったツカミの、お手本のようなキャッチです。

言っていることは単純です。「年末年始もやってるので使ってください」
ということなんですね。

でも、ね。でも、ね。ただやってますでも、意味は通じるし、言わない
よりはいいと思います。

「年末年始もやってるので使ってください」と「年末年始でも諦めない
でください。」というのでは、気持ちの伝わり方が、180度違うのです。

ここらあたりの違いが、ツカミの違いなのですね。広告を出す側としては
「年末年始もやってます。」ってことなんですけどね。

同じコトを伝えるのに、ちょっとだけ視点を、お客さん側から発想すれば
「年末年始も諦めないでください。」ということになるんですね。

お客さん側から発想しているから、ツカミが強いという、素晴らしい
キャッチフレーズですね。

どうでしょう、みなさん、今年は、ちょっとだけ、お客さん側からの
発想を心がけてみてください。

キャッチフレーズに限らず、きっと、商売繁盛につながってくると思
います。


今日の「つかみ」ポイント:

 

お客発想で、言いたいことを変身させよう。

 

 

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