ザ・コピーライティング

ピンピンコロリ・・・【シン・プロが教える、つかむ広告のコツ】24

 荻野功一朗

■いい広告
(キャッチフレーズ)

 

ピンピンコロリは、みんなの願い。

 

中高年からの健康維持に−ナットウキナーゼ含有食品
サラサラシー

 

広告主:香仙堂本舗株式会社
掲載媒体:2003/8/9 日経新聞 朝刊
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つづく本文では、「健やかに老い、健やかに天寿を全うする。ピンピン
コロリ。健康を願う多くの人々の祈りがこの言葉に集約されています。」

となり、さらに中高年の健康維持にナットウキナーゼが注目されている
と説明があり、その物質を効率よく摂取する「サラサラシー」という
健康食品を奨めています。さらに、フリーダイヤルが掲載されています。

このキャッチがなぜ人をつかむのでしょうか?「ピンピンコロリ」という
言葉にとてもツカミがあります。これは、気になる謎かけのワザ。

はんぶんわかって、はんぶんわからない単語なのでその謎を解明したく
なって、思わず次を読んでしまうというものです。

また、この単語が、カタカナで書いてあるというのもツカミをあ
げるコツなのです。

なぜなら、カタカナだと音が先に入ってきて、意味が少し遅れて
くるので、謎度が増すのです。

漢字は意味が先にビジュアルで入り、音は後になります。
ひらがなは、音が先ですがカタカナよりわかりやすい。
また、カタカナでの表記は、単語に外来語的な違和感を付け加え
ます。というわけで今日のまとめはこれ


今日の「つかみ」ポイント:

 

謎がある言葉で、気にさせる。

 

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