■いい広告
(キャッチフレーズ)
来年は、健康診断が
こわくなくなりますように。
キチンとサカナ。シーチキン
広告主:はごろもフーズ
掲載媒体:2004/12/22 日経新聞 朝刊
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ついに、おおみそか。今年も、残すところあとわずかです。シメに、
ふさわしい、こんな広告を選んでみました。
キャッチフレーズとしては、それほどひねりやワザはありません。
でも、見る人を思いやりながら、自社の製品につなげていく、いい
広告です。
これができたのは、「健康」という軸が、このシーチキンに発見
できたからです。
マグロやカツオの成分が、健康にいいという再発見と、健康意識の
高まりが、その切り口なのです。(これも広告のコンセプトです。)
健康にいいものだから、今年の最後に、見た人の来年の健康を
願う。
メッセージとしては、それだけです。でも、これってウレシイ感じ
がしますよね。
そうです。あなたは、こう言われて、共感しているのです。じわっ
とくる「ツカミ」です。1回で効かせるのは難しいかもしれません。
でも、こうジワジワっとというのもなかなかいいものではありませ
んか。長い目で見ると、こういうやりかたも有効です。
いいものなら、お客さんにいい結果をもたらすはずですから、こう
共感からはいるものは、長続きするのですね。
ときと場合によっては、こういう広告の考え方も有効なのです。
いわば、商品への「共感」をつくっているのです。
この場合はそれが「健康」という、新しい切り口によって実現できた
のです。
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今日の「つかみ」ポイント:
その商品と、お客様を「共感」でつなぐ「切り口」は、何?