ブログをWordPressで始めたい、そしてアフィリエイトで稼ぎたいけれどネットは初心者。そんなあなたのために、WordPressレンタルサーバーの選択基準をお教えします。
まず、アフリエイトブログで稼ぐという前提で、WordPressをレンタルサーバーで運用することの利点は4つあります。(1)無料ブログサービスと違い突然閉鎖されたりしない。(2)自由にアフィリエイトができる。(3)ブログを気長に育てることができる。(4)SEO上有利。ブログを稼ぎ続ける資産として育ていくならこの4つの利点を意識しましょう。こうした前提に立つと、レンタルサーバーの選択基準も見えてきます。
アフィリエイトをこれからブログで始めるなら、レンタルサーバーの選択基準は次の5つになります。(1)「表示速度」(2)「スペック」(3)「実績・安心」(4)「使いやすさ」(5)「価格」の5つです。このうち「表示速度」がもっとも重要な指標になります。(もちろん価格とのバランスにおいてです。)
この記事の目次
- 1 「表示速度」って何? なぜ、選択基準になるの?
- 2 「表示速度」が遅いと、あなたのブログは立ち去られてしまう。
- 3 Googleが、表示速度を重視していると公言!?
- 4 表示速度は、アフィリエイトブログの生命線です。
- 5 われこそが表示速度ナンバーワン? どの会社を選べばいい?
- 6 おすすめサーバ3選 早見比較表
- 7 おすすめサーバ3選 詳細比較表
- 8 「スペック」は「表示速度」を支えるもの。
- 9 スペックでの最重要は「データ転送量」。
- 10 「データ転送量」は月間1.6TB以上が必要。
- 11 サーバのスペックは、ハード/ソフトスペックをトータルで見よう。
- 12 ハードスペックでまず見るのはストレージ。
- 13 ストレージ容量は50GB以上必要。
- 14 ストレージは表示速度に影響大、高速のSSDを選ぼう。
- 15 CPUは選択基準が、設定困難?
- 16 CPUはスルーして「表示速度」を気にしよう。
- 17 さらに、サーバーのソフトスペックもスルーして大丈夫です。
- 18 「実績・安心」は、継続年数、シェアで明快にわかる。
- 19 「使いやすさ」は、自動機能とサポートをチェックしよう。
- 20 電話サポートがあるかどうかがポイント。
- 21 「価格」は、初期費用に大きな違いがある。
「表示速度」って何? なぜ、選択基準になるの?
表示速度とは何でしょうか?そして、なぜサーバーを選ぶときにそれが問題になるのでしょう?
まず「表示速度とは何か?」ですが、みなさんが、いろいろなホームページを表示させたり、大きめの写真や画像を見たり、動画を見たりするときに、ホームページや、写真が、ゆっくり表示されることを体験したことはないですか?そういう体験を一度や二度は、されていると思います。
そうです「表示速度」とは、あなたのブログにアクセスしたときの、ブログの表示速度です。パソコンで3秒以内に、スマホで2秒以内に、1ページの全体が表示されることがひとつの目安といわれています。この表示速度は、サーバのハードウェアの性能と、回線の容量によって、主に決まります。もちろん「表示速度は速いほうがいい」のです。
「表示速度」が遅いと、あなたのブログは立ち去られてしまう。
もしも、あなたのブログで、ホームページや画像の表示が、ゆっくりだったりするだけで、それを見た人は、あなたのブログから離れて行きます。表示速度が、おそいと、イライラして、ページを閉じてしまうのです。(この「離脱」が起こる確率を「離脱率」と呼びます。)これは、アフィリエイトブログでは、かなり不利なのです。離脱が起きる事態を避けなければなりません。
なぜなら、離脱が早く起きてしまえば、来訪者が、ページを読んでくれる確率が下がり、アフィリエイトのバナー表示の秒数が減り、アフィリエイトリンクをクリックする確率が下がるからです。
Googleが、表示速度を重視していると公言!?
さらに、Googleは表示速度をSEOの判断材料にしていると発表しています。(参考サイト:Googleウェブマスター向け公式ブログ https://webmaster-ja.googleblog.com/2018/01/using-page-speed-in-mobile-search.html )つまり、「ブログの表示速度」は、かなり気にした方がいいのです。訪問者のレンタルサーバの選択基準として、もっとも重要な指標なのです。
表示速度は、アフィリエイトブログの生命線です。
これらのことから、ブログの表示速度(というかホームページ一般の表示速度)は、稼ぐブログでも、アフィリエイトブログでも、生命線と言えます。
われこそが表示速度ナンバーワン? どの会社を選べばいい?
そんな事情を反映してか、WordPressのホスティングに力を入れているレンタルサーバ会社では、どこも、わが社が表示スピードナンバーワンだと、うたっています。たとえば、ConoHa WING
というレンタルサーバブランドは、自社調べのランキングで、他社のナンバーワンより2倍の処理速度とうたっています。老舗のエックスサーバーも、「国内ナンバーワン」と書いています。さらに、mixhostは、「表示スピード満足度ナンバーワン」になっています。
どれを信じたらいいのでしょうか? 筆者が、各社の「表示スピード」を口コミや、WEB上での情報を調べたところ、この3社に関して言えば、充分な表示速度を出しています。評価も、サイトによってエックスサーバーが、0.2秒ほど上位だっり、ConoHa WINGが上位0.5秒以上上位という結果が出ています。
いろいろ検索で調べてみましたが、「ビズサバ」というサイトが、表示速度を各レンタルサーバで計測していました。それによると、どこも3秒前後になっています。同サイトによると、1位は、エックスサーバー、2位はConoHa WING、3位がmixhostとなっています。ConoHa WINGが後発なので、速度には力を入れているのですが、この計測結果の限りはわずかにエックスサーバーが勝っています。
さて、サーバ選びは、5つの要素のバランスですが、価格はそれほど差がありません。老舗で、ユーザーも多いという実績安心面と表示速度で、優れているエックスサーバを選ぶのがもっとも懸命といえるでしょう。参考までに、ほかの要素の含めた3社のトータルでの評価は、下の表にまとめました。
おすすめサーバ3選 早見比較表
レンタルサーバ | 表示速度 | スペック | 実績・安心 | 使いやすさ | 価格(月額 3年契約時) |
---|---|---|---|---|---|
ConoHa WING(ベーシック) | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | 800円 ☆☆☆☆☆ |
mixhost(スタンダード) | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | 880円 ☆☆☆☆☆ |
エックスサーバ(X10) | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | 900円 ☆☆☆☆ |
おすすめサーバ3選 詳細比較表
ConoHa WING | mixhost | エックスサーバー |
|
---|---|---|---|
総合評価(総☆数) | ☆22 | ☆22 | ☆25 |
コース | ベーシック ※1 | スタンダード ※1 | X10 ※1 |
■表示速度 | ☆☆☆☆ (平均3.03秒) | ☆☆☆☆ (平均3.29秒) | ☆☆☆☆☆ (平均2.92秒) |
■スペック | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
回線容量 | 4.5TB/月 | 4.5TB/月 | 4.5TB/30日(150GB/日) |
ストレージ容量 | 250GB | 250GB | 200GB |
ストレージ種類 | SSD | SSD | SSD |
SSL対応 | 無料 | 無料 | 無料 |
マルチドメイン対応 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
■実績・安心 | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
実績 | 2013年〜 | 2016年6月〜 | 2003年〜 |
シェア | 非公開 | 非公開 | 17.32%(国内No.1)※3 |
試用期間 | 最大 | なし | 最大10日間無料 |
■使いやすさ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
WP自動インストール | ○ | ○ | ○ |
ドメイン取得 | 無料 ※4 | 無料 ※5 | 無料 ※6 |
電話サポート | 平日10時~18時 | × | 平日10時~18時 |
メールサポート | ○ | ○ | ○ |
チャットサポート | 平日10時~18時 | × | × |
ヘルプページ充実 | ○ | ○ | ○ |
外部情報 | ○ | ○ | ◎ |
■価格 | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
初期費用 | 無料 | 無料 | 3,000円(税抜) |
月額費用 | 800円(税抜) | 880円(税抜) | 900円(税抜) |
「スペック」は「表示速度」を支えるもの。
次に、レンタルサーバーのスペックを見てみましょう。前項で見た「表示速度」を左右するのが「スペック」です。WordPress は構造上、サーバーに大きな負荷がかかるようになっています。なのであまりスペックが貧弱なサーバーですと表示速度がすぐ落ちてしまいます。
スペックでの最重要は「データ転送量」。
スペックは、大きく2種類あります。ひとつは回線のスペックである「データ転送量」、もうひとつは「サーバーそのものスペック」です。
データ転送量とは、サーバーとユーザーのパソコンやスマホの間でやりとりされる、文字や画像、動画などのデータの合計量のことです。ユーザーがWEBサイトを閲覧したり、サーバー側でメールの送受信を行ったり、サーバーへファイルをアップロードしたりダウンロードしたりすると増えていく仕組みになっています。
「データ転送量」は月間1.6TB以上が必要。
転送量はサーバーから送られるデータ量。目安としては1日50GB以上の転送量が望ましいです。1日50GB以上は、1ページのファイルサイズが3MBと仮定して、1日に15,000〜16,000PVならその範囲に収まります。あるサイトの情報によると月に500万円以上を稼ぐサイトでも、1日に15,000PVだそうです。つまり、これから稼ぐブログを始める方は1日あたり50GB以上(月間1550GB 1.56TB以上)の転送量ならまず大丈夫です。3社とも月間4.5TBの転送量がありますのでかなり余裕があります。
サーバのスペックは、ハード/ソフトスペックをトータルで見よう。
サーバーそのもののスペックはハード的なスペックと、ソフト的なスペックに別れます。ハード的なスペックは、ほぼパソコンを選ぶ時と同じ感じです。CPUがあってメモリがあって、ストレージがあります。最近のレンタルサーバーは高速表示にこだわっています。結論から言えば、この記事で紹介している3社は、スペック的には十分なものを備えています。
しかし、この記事は、レンタルサーバ選びの選択基準についてわかりやすく丁寧につたえていくことを主眼としています。安心してレンタルサーバを選んでいただけるよう、スペックを詳しく見ていきましょう。まずは、スペック比較表をごらんください。
ハードスペックでまず見るのはストレージ。
表の上から見ていきましょう。まずは「スペック」の二つ目ストレージ容量です。ストレージは、データを収納する場所です。つまりブログに掲載するテキスト、画像などのデータを収納します。
ストレージ容量は50GB以上必要。
容量は、WordPressをアフィリエイトブログとして運営する、あるいは稼ぐブログをはじめるなら、200GB以上あれば、十分な容量です。ブログには画像、文字のデータをアップすることになります。(動画はYouTubeなどの動画専用サービスにアップしブログにはリンクや、YouTubeからの埋め込みになります。)スマホから画像をアップする場合、1画像が約3MBです。 スマホ画像3,000枚で10GBとなり。 スマホ画像1,5000枚を載せると容量が50GBほど。まず画像、テキストを比べると圧倒的に画像の容量が大きいのです。ですので200GBは十分すぎる容量なのです。ちなみに動画は容量が大きいのですが、借りたレンタルサーバーにアップする必要はありません。YouTubeなどにアップして記事中へ埋め込みまたはリンクすれば十分です。結論として、ストレージ容量は50GMB以上あれば十分です。今回おすすめの3社は、250GB、250GB、200GBなのでどこでも十分すぎる容量ですね。
ストレージは表示速度に影響大、高速のSSDを選ぼう。
ストレージの種類には、ハードディスクとSSDの2種類があります。早さは圧倒的にSSDが早く、ハードディスクの2から300倍程度速くなります。書き込み、読み出しのやり方でバラつきますが、いずれもSSDが早いのです。パソコンでの体感ですが10倍は早く感じます。そんなわけで選ぶなら、SSDのものが絶対におすすめです。3社ともSSDを採用しているので大丈夫です。
CPUは選択基準が、設定困難?
さらにCPUなのですが、表からは削除しました。というのもサーバーのCPUは、単純な比較は意味がありません。細かい表示は、迷うと思いますので削除しました。どのサーバーもマルチコアの高機能CPUを採用しています。しかし、どのサーバーも共有サーバーというサービスになります。つまり、高性能のCPUが採用されているが、何名かで共有しているので実際にどの程度のパワーを使えるかはわかりにくいのです。では、どう考えればいいでしょうか? ここで最初の「表示速度」が参考になります。
CPUはスルーして「表示速度」を気にしよう。
つまるところ、ハード性能、ソフト性能をひっくるめた総合性能が問題なのです。それを客観的に測れるのはやはり「表示速度」なのです。同じ画像とテキストが入った1ページをWordPressで表示させて記事表示の速度を測ると良いです。目安としてはページ全体が画像を含めて2ー3秒程度で表示されることが望ましいのです。ビズサバというサイトの計測によると、表示速度は、エックスサーバーが平均2.92秒、ConoHa WINGが平均3.03秒、mixhostが平均3.29秒となっています。
さらに、サーバーのソフトスペックもスルーして大丈夫です。
スペックはほかにも、サーバーソフトのスペックやMySQLのバージョン、phpのバージョンなどがあります。これらはサーバーのソフト的なスペックで、微妙に速度に影響します。これらハード、ソフト、回線のスペックを含めて、「表示速度」を支えています。このサーバーのソフトの種類やスペックの細かいところを気にしても判断が難しいのです。WordPressで収益ブログを運営する目的なら、「表示速度」を気にしてください。あとは極端に低いスペックでなければ大丈夫です。つまりは、この記事で選んだ3社なら大丈夫です。
「実績・安心」は、継続年数、シェアで明快にわかる。
サービスの信頼性を見る上で、シェアや継続年数はごまかしようがない数字です。シェアが大きく長年サービスが継続されているなら、総合的にみてその会社が信頼できるものとなります。その点でエックスサーバーに圧倒的な優位性があります。
「使いやすさ」は、自動機能とサポートをチェックしよう。
次に使いやすさです。自動インストール機能などの使い勝手と、サポートの手厚さが「使いやすさ」の中身となります。初心者にはハードルが高い「独自ドメイン」の取得。さらにやはり初心者にはハードルが高い、WordPressのインストール。この2つがほぼ自動でインストールできる環境が、望ましいのです。
電話サポートがあるかどうかがポイント。
さらに、サポートですが、電話サポート、メールサポート、ヘルプページの充実などなどがチェックポイントです。トータルで見ると、電話サポートがあり、情報の充実したエックスサーバー
が「使いやすさ」で一歩リードしています。やはり初心者は思わぬところでつまずくもの。電話サポートがある方が安心ですね。
「価格」は、初期費用に大きな違いがある。
気になる価格ですが初期費用の有り無しが大きな違いです。エックスサーバーだけが3000円かかり、少し残念です。月額費用はほぼ同レベル。いちおうConoHa WING、mixhost、エックスサーバーの順で高くなっています。ポイントは初期費用の3000円を気にするかどうかです。表示速度、信頼性、サポート使いやすさ、すべてに頭ひとつ優れたエックスサーバーを選ぶか? サポートが薄くてもなんとかなるろいう自信があるなら価格で、ConoHa WINGという選択になります。筆者は長期的な安心から、エックスサーバーをおすすめします。このブログも実際エックスサーバーで運用しています。
※1 ConoHa WINGは、WINGパック&36ヶ月契約の場合、他2社も36ヶ月契約の場合。※2 MySQLデータベース(WordPress)の場合。メールデータは過去7日間分。※3 国内シェアにおいてNo.1 17.32% 2020年5月時点、dataprovider.com 調べ ※4 WINGパックの場合/.com/.net/.org/.biz/.info/.xyz/.link/.click/.blog/.pw/.blog/.club/.games※5 /.com/.net/.org/.biz/.info/.xyz/.link/.click/.blog ※6 /.com/.net/.org/.biz/.info/.xyz/.link/.click/.blog ただし、ドメインプレゼントキャンペーンの場合 7/2 18:00まで。